審判員とはどんな人物なのか?
審判員に関する言葉を野球の本から拾ってみた。
●球場にくる人たちの中でアンパイアを野次らず応援するのは、コミッショナーとリーグ会長だけだ(ある野球アナウンサーの言葉)
『野球は言葉のスポーツ』伊東一雄・馬立勝著より
●審判員同士はつねに互いを守らなければならない
『メジャーリーグの書かれざるルール』ポール・ディクソン著、水戸重之監訳より
●審判員と記録員の名前をファンが知りたがるのは、ジャッジが間違ったときだけだ(大リーグの格言) 『野球は言葉のスポーツ』伊東一雄・馬立勝著より
●野球で重要なのは事実ではなく審判員が下す判定なのだ
『野球は言葉のスポーツ』伊東一雄・馬立勝著より
●審判という仕事は、いってみれば、ソフトクリームをひとつ持って七歳になる子供のふたりの間に立つ仕事だと思えばまちがいない。……審判は、判定を下すたびに半数の人間の怒りに油を注ぐことになる
『アンパイアの逆襲』ロン・ルチアーノ著・井上一馬訳より
●声はすれども姿を見えず、というのが審判員の理想だと一般には考えられている
『アンパイアの逆襲』ロン・ルチアーノ著・井上一馬訳より
●理想の審判員とはどんな人物か。“大リーグの審判員教書”はこう記している「船長の権威、判事の思慮、一流競技者の肉体、ハンターの目を持ち、併せて兵士の勇気と聖人の忍耐力を所有して、周囲の罵声に耐える克己心と延長戦でも乱れない集中力とファウルチップを喉に当てても痛がらないタフさも兼ね備え……」
『野球は言葉のスポーツ』伊東一雄・馬立勝著より