知っていますか4点差以上でもセーブ記録が

与えられるのを

9回裏、7対0の場面。登板した投手にセーブ記録が与えられることがあるのだろうか? 

セーブ記録は3点リードのときに登板した投手が1イニング投げた場合に与えられると思っていませんか。でも、そうじゃないときもあるのだ。

7対0でもセーブ記録が与えられることもあるのだ。

野球規則のセーブ記録決定の項目のひとつに回りくどい文章だが 「塁上に走者が残さて残されているとき、その走者か。走者および相対する打者、または、走者と相対する打者およびその次打者が得点すれば、タイとなる状況のもとで、出場してリードを守り切った場合。

塁上に走者が残されていないとき、相対する打者か、または、相対する打者およびその次打者が得点すれば、タイとなる状況のもとで出場してリードを守り切った場合」

セーブ記録が与えられることになっている。

ちょっと難しいので一言で言うと「連続本塁打されて同点になるケースで登板し、かつ最低3分の1回の投球回が記録された投手にはセーブ記録が与えられる」ということになる。 先の例で言うと、登板投手が二死7対0で満塁本塁打を打たれた。得点は7対4になった。ここで次打者が安打で出塁した。もし連続本塁打が出ると7対7の同点になってしまう。

ここで投手交代。登板した投手が押さえれば、セーブ記録が与えられる。

「連続本塁打されて同点になるケースで登板し、かつ最低3分の1回の投球回が記録された投手にはセーブ記録が与えられる」を知っていると野球記録の楽しみが一つ増えることになるだろう