馬鹿ではできないセリーグの8番打者

セリーグの8番打者は打率が低い捕手がなることが多い。

この8番という打順、微妙で難しい打順だ。

前半戦、二死走者なしで打席に立つ。簡単にアウトになると評価が下がる。アウトになれば次回は投手が先頭打者になる。相手チームにワンアウトを与えるようなものだ。

次の打者は投手なのだから何とか出塁しなければならない。デッドボールでも出塁すれば、次打者投手でチェンジ。次回の先頭打者は一番から始まる。出塁率の高い8番打者は評価が高くなる。

同じく二死走者2塁で打席に立ったら次打者は投手。ここはタイムリーを打たねばならない。相手投手は四球でも良いと勝負してこないかもしれない。申告敬遠をするかもしれない。打つか、打たぬか迷う場面。

申告敬遠になれば次打者は投手だから得点を挙げる可能性は低くなる。打ってアウトになればチャンスに弱い打者と評価が下がる。

無死あるいは一死で、先頭打者で打席に立つ。この場面では出塁して、投手に犠打で得点圏に進塁する。得点圏に進塁し一番打者に回れば得点が入る可能性が高くなる。

セリーグの8番打者このようにいろいろな対応をしなければならない。

馬鹿ではできない微妙な打順なのだ