球場でしか見られない見事な2審判員の2判定。
2014年日本シリーズ第5戦ソフトバンク対阪神戦9回表1対0でソフトバンクがリード。阪神は一死満塁と同点、逆転の場面を迎える。
西岡選手は3ボール1ストライクからの投球を一振、打球はファーストゴロ。一塁手は本塁封殺送球し2アウト。
細川捕手は打者走者西岡選手封殺を狙い一塁送球。この送球が西岡選手に当たり、ボールはファールグラウンド転々。二塁走者は三塁を回り本塁生還同点と思われた。
しかし、白井一行球審は西岡選手の走塁を守備妨害と判定しアウトで3アウトチェンジ。西岡選手はファールラインの左側を走っていて、送球妨害したと判定。この瞬間ソフトバンクは日本シリーズ優勝。
球審白井一行はホームの封殺判定、西岡選手の守備妨害を判定。一瞬の間に2つの判定。見事。
2018年8月30日、阪神対ヤクルト戦、阪神攻撃で一死満塁。打者糸原選手はセンターフライを打つ。二塁走者梅野選手は二塁リタッチして三塁に向かう。青木中堅手は三塁送球。三塁鳥谷選手はリタッチして本塁に向かう。三塁塁審佐藤純一は青木中堅手の捕球判定のためにレフト方向に走る。
三塁ベースリタッチは白井一行球審が確認。二塁リタッチは眞鍋勝已二塁塁審が確認。
眞鍋勝已審判員は梅野選手と並走し三塁タッグプレイを判定。梅野選手は三塁アウト。この瞬間三塁走者鳥谷選手が梅野選手のアウトより早く生還しているかタイムプレイ。
この判定は球審白井一行がする。二塁塁審眞鍋勝已は二塁リタッチ&三塁タッグ判定。
白井一行球審は三塁リタッチ&本塁タイムプレイ判定。
両審判員とも一瞬のうちに二つの判定をした。見事。球場で野球を見る醍醐味を感じた一瞬。テレビでは見られない審判員のファインジャッジだ。