リクエスト審判員の役割と判定チェックの疑問
リクエストがあったときに、どの審判が判定するのか?
グラウンドに一人残る審判員は、何を基準に決めているのか?
リクエストがあったときに、そんなことを疑問に思った。
そこでリクエストの審判員の役割と手順を調べてみた。
例えば、一塁走者が二塁に盗塁した。アウトの判定。相手チームの監督がリクエストを要求した。
4人の審判員のうち、1人がグラウンドに残る。残りの3人の審判員が判定チェックのためにグラウンドから去って映像チェック室に入っていく。
グラウンドに残った1人の審判員は、どういう審判なのか?
画像チェックは、残り3人の審判員のうち、リクエスト該当の二塁塁審は、チェックに参加できるのだろうか?
まずグランドに残る審判員であるが、これは4人の審判員のうち、一番審判員キャリアが短い者が残る。その役割はリクエストチェックにグラウンドで何が起こるかわからない。それの見張り役をやっているのである。
残る3人の審判員が、チェック室に入って、判定をする。この場合に二塁塁審はチェックから外れる。
残る球審と一塁塁審の2人の審判員と控審判員で、セーフ・アウトの画像判定をする。そしてチェック後に、グラウンドでその判定結果を示す。
その審判員は二塁塁審を除いて、責任審判員がする。もし二塁塁審が責任審判ならば、残りの球審あるいは一塁塁審のどちらかの審判員キャリアが長い方が判定結果を監督とファンに伝えることになっている。
これがリクエストの役割と手順。
そんなことをグランドに行ってからわかって、リクエストを見る楽しみが判定結果以外に、誰が残り、誰が結果を示すか知ることの面白さを知った。