初出場が球審で最終試合が球審の審判員は何人いたのか?
1936年~2023年まで日本プロ野球の審判員は246名。初出場が球審で最終試合が球審の審判員は1名。その審判員はマイク・ディミュロ。マイク・ディミュロ審判員といえば当時、日本野球になかった審判員の権威と職域を選手が犯したら退場宣告できることを教えてくれたメジャーから派遣された審判員だ。
1997年6月5日の中日対横浜戦の球審で中日の大豊選手が外角低めの球をストライク判定したことに抗議。ストライク・ボール判定は審判員の職域。それを犯したとしてディミュロ球審は大豊選手に対して即座に退場を宣告。この宣告に激昂した中日の監督星野、コーチがディミュロを取り囲みバックネット方向に追い詰め、罵声を浴びせたりする事態となった。これは審判員の権威を傷付ける行為だった。翌日、辞表を提出、帰国してしまった。