さよなら三塁打を記録する根拠は?
2017年~2022年までの5,110試合(リーグ戦、交流戦、CS、日本シリーズを含む。球宴を除く)の内、さよならは341試合。341試合の内、さよなら三塁打を調べた。たった2試合であった。
2018年6月29日、ソフトバンク対ロッテ戦、ソフトバンク得点4-5で負けていた。状況は、二死走者一塁福田選手、三塁走者長谷川選手、ソフトバンク上林選手はロッテ内投手の投じた初球を中堅越えのさよなら三塁打を放った。
一・三塁走者が生還し、上林選手は三塁ベースを踏んで得点6-5で試合は決着した。
もう一つは、2020年8月26日、ソフトバンク対オリックス、得点は3-3の同点、一死走者一塁牧原選手。ソフトバンク中村選手が2b-0s、3球目を右翼越えの三塁打を放った。一走者が生還し、中村選手は三塁ベースを踏んで得点4-3で試合は決着した。
どちらも一塁走者が生還し、打者は三塁まで進んだことでさよなら三塁打が記録された。
さよなら安打を単打、二塁打、三塁打または本塁打と記録するかは、次によって決定するということだ。
・最終回に安打を放って勝ち越し点をあげた場合、打者には勝ち越し点をあげた走者がその安打で進んだ塁と同じ数だけの塁打しか記録されない。しかもその数だけの塁を触れることが必要である。
つまり、さよならで勝敗が決した際、打者が三塁打の記録を得るには三塁に触れなければならないということだ。一塁走者牧原選手、長谷川選手が本塁生還し、打者上林選手、中村選手が三塁ベースまで進んだので三塁打が記録されたのだ。