リクエスト担当の審判員と判定の流れは?
2022年7月20日、ヤクルト対読売戦の7回裏一死ヤクルト山崎選手は四球を選び出塁した。読売クロール投手は一塁に牽制球を送ったが暴投となった。山崎選手は一挙に三塁まで進んだ。状況は一死走者三塁となった。
ここでヤクルトの打者並木選手は初球にスクイズを敢行。クロール投手はゴロを捕球すると大城捕手に送球。山崎選手にタッチした。球審秋村謙宏審判員はアウト判定。
これに対しヤクルト高津監督はリクエストを要求した。
このときに球場にいたのは一塁塁審山口義治、二塁塁審山路哲生、三塁塁審有隅昭二、控えは小林和公。リクエストが要求された場合に以下に順で映像検証を行う。
①リクエストプレイ対象の審判員はグランドから去る。
この場合は秋村謙宏審判員。
②リクエストプレイ対象の審判員は映像検証から除外。
この場合は秋村謙宏審判員。
③グランドにいた残りの3人から一番キャリアの短い審判員がグランドに残る。
一塁塁審山口義治、二塁塁審山路哲生、三塁塁審有隅昭二で一番キャリアの短い審判員は山口義治なのでグランドに残る。
④映像検証は残りの2人と控審判員で検証する。
二塁塁審山路哲生、三塁塁審有隅昭二、控え小林和公で検証する。
⑤判定結果報告は責任審判(クルーチーフ)がする。
三塁塁審有隅昭二がクルーチーフなので判定結果報告した。
⑥責任審判(クルーチーフ)がリクエスト対象審判の場合は
サブクルーチーフが判定結果報告する。
このように映像検証されてリクエストは高津監督に報告された。 以上がリクエストの全体の流れである。