両チームの両先発投手が完投した試合のスクワット数と平均時間 その2
審判員の記録を追いかけていたら野球のある姿が見えてきた。 今回は「両チームの両先発投手が完投した試合のスクワット回数と平均時間」から野球のある姿を見てみよう。
因みに、「スクワット数(投球数)」とは、投手が投球した球のボール・ストライクを判定する際に、球審は「On the rubber➡Get set➡Call the pitch➡Relax」までの一定した動きをする。これがスクワットに似ているので「スクワット数(投球数)」という。
私のデータによると1990年以後2022年5月14日までの27,215試合(リーグ戦、交流戦以外のオールスター、CS、日本シリーズを含む)で「両チームの両先発投手が完投した試合」は489試合。 スクワット数は8,063,838回。1試合当たりの平均スクワット数は296回(1試合当たり296投球数)である。
「両チームの両先発投手が完投した489試合」での平均「スクワット回数」は251回。試合時間は全試合の平均時間は3時間15分に対し「両チームの両先発投手が完投した試合」の平均時間は2時間38分。
1990年に両チーム両投手完投数は58試合。1997年から両チーム両投手完投試合は10~20試合ぐらいに減少し、2010年以降から10試合ぐらいになる(グラフ参照)。
これが今回の審判員の記録を追いかけていたらある野球の姿が見えてきただった。
というわけで、その根拠となる「年度別両チーム両投手が完投試合のスクワット数と平均時間」を掲載した。