定位置守備態勢と併殺守備態勢の違いは?
無死or一死走者一塁、一二塁で守備側が併殺を狙うときに一塁手以外の内野手は定位置より浅目の守備体勢を敷く。
打者から見れば、強いあたりのゴロなら内野手の間を抜く確率が高くなりヒットゾーンは広がる。
守備側としては、ヒットゾーンが広がるリスクを負っても、併殺をとれば一挙に2つのアウトを稼げるので浅目の守備体勢を敷くわけだ。
併殺狙いの守備体勢を敷いたかを気づくには、走者なしのときにどんな守備体勢を敷いていたかを覚えていなければならない。
併殺は6-4-3と4-6-3が多い。従って、二塁手と遊撃手が通常の守備よりどれだけ前進しているかをみることで併殺守備体勢であるかがわかる。
打者走者が俊足なら併殺守備体勢は鈍足打者走者より前進の度合いが深くなるのでよりヒットゾーンは広がる。打者走者が俊足選手の場合には併殺をあきらめて併殺守備体勢を敷かないこともある。これも走者なしの場面でどんな守備体勢を敷いているかで確認することでわかる。
以上のように併殺守備体勢を敷いているか、そうでないかは走者がいないときにその打者に対してどんな守備体勢をしいていたかでわかる。
ということで、球場で野球を見る場合には、走者なしの守備体勢を記憶しておこう。