●スクイズが

   小飛球ファール

走者は三塁、イニングは後半。得点差は同点あるいは１点差。１点入れた方が試合の主導権を握れる。

アウトカウントは無死or一死、スクイズ作戦も想定される。打者のボール・カウントは２ストライクに追い込まれた。スクイズでファールをしたら３ストライク三振になるのでその作戦はないと踏んでいたところ、打者はスクイズを決行。

 

ところが、バントしたボールは小飛球になってファールグランドに転がった。球審はバンド失敗を確認すると３ストライク三振で打者アウトを宣告。三塁走者は、本塁に向かって走っていたので慌てて三塁ベースに戻ろうとした。

捕手はファールグランドに転がったボールを掴むと走者を三本間で狭殺しようと三塁手にボールを投げ、走者は三本間で挟まれボタッチされた。

こんなときに球審や塁審はどんな判定行動をしているか見ましょう。

 

①スクイズバンドのボールがファールグランドに転がった時点で打者は三振でアウト。そして、その時

   点でボールデッド。三塁走者は三塁に戻る。

②スクイズバンドが小飛球ファールになって、捕手が直接捕球したら打者アウト。走者にタッチするか

   三塁になげて三塁ベースを踏めば一挙に２アウト併殺。

③スクイズバンドが空振りだと三振。この場合に三塁走者にタッチプレイしかアウトにならない。