
捕手がマウンドに行ける
回数は?
●捕手が一人でマウンドに行ける回数は3回
ピンチになったときに、よく見かけるシーンに、捕手が一人でマウンドに行くと、審判全員が胸からメモ帳を出す。そして、何か書く。その後に、指を上げて審判員がお互いに何かを確認する。これは何をしているのか?
●捕手は何度マウンドに行ったか忘れていることもある
イニングも押し詰まった7回から8回にピンチを迎えた状況で、捕手がマウンドに向かう。このとき、捕手は、球審に何かを尋ねる。球審は胸のポケットから白いメモ帳を出し、OKと頷くことがある。
●捕手は何を尋ねたのか?
捕手が一人でマウンドに行けるのは9回まで3度と決まっている。イニング後半になって、ピンチの場面になると捕手もいままで何度マウンドに行ったのか覚えていなことがある。そこで球審に確認したのだ。球審は、捕手が一人でマウンドに行った回数を、メモ帳に書きとめておく。
先ほどの指を上げて審判員がお互いに確認したのは、捕手がマウンドに行った回数だったのだ。
これは野球のルールにはなく、時間短縮をするための暗黙の約束事である。
延長戦になると1回だけ特例で認められる。