打者は、守備側は、走者は
どういう動きをするか?
無死走者一塁または一・二塁。あるいは一死走者一塁または一・二塁のときに打者のバンドが小飛球になった。
●バンド小飛球を故意にグランドに
落とし併殺を狙う
例えば、守備側の投手あるいは内野手は、バンドを小飛球してしまった打者が呆然として一塁に向かって走らないのを確認したらわざとボールをグランドに落とし、併殺プレイを狙うことがある。
こんなことができるのは、バンドした打者は、自分のミスに落胆し、我を失うようで、多くの場合に、一塁に走らず、小飛球を見つめている。このときに、フィールディングが上手な投手は小飛球を直接捕球しないでグランドに落とし併殺を狙う。
●故意落球は試合中断で打者走者アウトのみ
ただし、この場合には、ボールをグラブまたは手に当てる、あるいはグラブに直接捕球したあとに落球してはなりません。故意落球となり、その場で試合は中断し、打者走者がアウトになるので。
本来捕球できた小飛球を併殺狙いのために故意に落とした卑怯な行為と見なされるから。 それを避けるには、小飛球を捕球するかのように見せながら、上手に地面に落とし捕球できるグラブさばきができる技術が必要である。
各走者は小飛球なので捕球されたらベースに戻らなければならない。各走者は内野手が小飛球をどう処理するか確認するためにストップしているか。 一瞬の出来事だけど、球場なら目を凝らして確認しながら見ましょう。