インフィールドフライルールで打者アウトになる理由

無死or一死走者が一・二塁、満塁で四人の審判員が一斉に手を胸にあてる。このジェスチャーの意図は内野に飛球があがったら「インフィールドフライ」を宣告するという審判間の確認である。

●インフィールドフライの条件は　

無死or一死走者が一・二塁、満塁のときに打者が打った飛球で、内野手が普通の守備行為をすれば捕球できるものをいう。 「インフィールドフライ」と審判員が判定すると打者はアウトになる。

●なぜ、打者はアウトになってしまうのだろうか？

それは故意併殺を防ぐためだ。無死or一死走者が一・二塁、満塁で飛球を野手がワザと落球すれば、それぞれの走者は次塁に走らなければならない。ワザと落球した野手はボールを拾って三塁、二塁、一塁と順に送球すればトリプルプレーが成立できる。

こんな卑怯プレイは許されない。

これがインフィールドフライを打者アウトにする理由であると思う。