審判が石ころになるとき
●審判は石コロと同じ。
内野手を抜けた打球が審判に当たったらその瞬間に審判は石コロになる。 審判は石コロであるという典型的な例として、世に有名な日本シリーズの石コロ事件がある。フリー百科事典『ウィキペディア』で調べると、以下のように記されている。 「1982年10月28日、日本シリーズ西武対中日第5戦(西武球場)、0-0のまま3回表中日の攻撃で、二死ながら二塁走者に田尾安志を置いて、右打席に平野謙が立ったが、彼の打球は西武の一塁手・田淵幸一の右を抜きながらも、その打球が一塁塁審の村田の足を直撃した。その打球が西武の二塁手・山崎裕之の目の前に転がり、三塁ベースを回っていた田尾がアクシデントに気づいてあわてて三塁に戻ったが、田尾はタッチアウト、中日は先制のチャンスをつぶした」。
●走者がだれもいないときの審判の位置
・審判は内野手の後ろに位置する 走者がいないときは、審判は内野手の後ろに位置する。二塁審判も中堅手と二塁ベースの間に位置する。一塁審判はホームと一塁ベースを結ぶ線で、一塁手の後ろに位置する。
打球が内野手を通過したら、それは安打になる可能性がある。その打球に審判が当たったら、プレイは継続される。そこで、審判は石コロと同じといわれる。
このようなケースは、審判が内野手の後ろにいるときである。一塁・三塁審判は走者がいようが、いまいが、いつも三塁手、一塁手の後ろに位置する。だから、内野手の捕れないボールが当たるケースは一塁・三塁審判に起こる。