わざと落球したのか? それともほんとに落球したのか?
2018年5月27日阪神対読売14回戦(甲子園球場)、阪神は9-1とリードし、勝利は目前。読売は一死走者岡本三塁、走者マギー二塁、走者亀井一塁と満塁チャンスをつくり攻撃した。
打席の長野は深い左翼飛球を放った。左翼手中谷は捕球しかに見えた。ところが三塁塁審土山剛弘は両手を開き「ノーキャッチ」と落球判定した。
走者岡本三塁はリタッチして本塁に向かっていた。
中谷左翼手は大山三塁手に送球、大山三塁手は熊谷二塁手に送球して併殺で試合終了した。
中谷左翼手は失策落球したのだろうか。それともわざと落球したのだろうか?
野球規則では5.09a(12)は「0アウトまたは1アウトで、走者一塁、一・二塁、一・三塁または一・二・三塁のとき、内野手がフェアの飛球またはライナーを故意に落とした場合、ボールデッドとなって、走者の進塁は認められない。」となっている。
外野手の落球は故意or失策落球であろうが同じことでそのままプレイが継続することになる。
このときの審判員の判定フォーメーションは、木内二塁塁審は、二塁走者マギーのリタッチとアウト判定。
一塁塁審白井は、一塁走者亀井のリタッチ判定とアウト判定。
本田球審は岡本三塁走者のリタッチ判定。
土山三塁塁審は中谷左翼手の飛球捕球判定。
岡本選手の本塁生還は、左翼ゴロ併殺だから認められない。
長野選手には左翼併殺打が記録された。珍しいプレイだった。