パリーグ1試合最多盗塁5を記録した福本豊
パリーグの1試合最多盗塁記録保持選手は福本豊で5盗塁。
1972年5月3日阪急対東映4回戦(西宮球場)で記録した。
東映バッテリーはゆったりしたサイドスロー投手の高橋直樹と阪急3連覇の主力捕手でこの年東映にトレードされた岡村浩二。
この試合のスコアを見て、投手の癖を盗む達人福本豊はゆったりファームの高橋直樹と元同僚で性格を熟知している岡村浩二のバッテリーに余裕をもって盗塁しているなと読めた。
1回中堅前安打で出塁した福本豊は2番打者大熊忠義へ3球続いたボールで二盗、続いて四球となる4球目ボールに三盗した。
3回一死に中堅2塁打で出塁し3番打者加藤秀司の2球目に三盗。
7回裏東映は宮崎昭二投手に交代し福本豊は四球で出塁し2番大熊忠義の2球目に二盗、4番長池徳士の2球目に三盗。
5盗塁の内3盗塁が三盗はすごい。
広島の正田耕三の6盗塁は捕手失格の山崎武司が記録の要因で6盗塁の内三盗は2盗塁で福本豊に及ばない。
三盗は福本豊の盗塁技術が優れていることの証左だと思う。
因みにこの試合の二塁塁審は加藤昌利、三塁塁審は林達也。