プロ野球史上、たった二人の選手と審判は?
プロ野球史上、新人選手が開幕第1戦で放った1号本塁打がサヨナラを記録した選手は二人しかいない。
一人は1956年に中央大学で首位打者を2回記録した穴吹義雄選手。
南海ホークスに入団した穴吹義雄選手は1956年3月21日の開幕戦の南海ー阪急(大阪球場)で2-2の同点で迎えた9回裏に阪急の柴田英治投手のシュートをサヨナラ本塁打して3-2で南海が勝利した。
新人選手の開幕戦、初本塁打、サヨナラは史上初の快挙であった。
二人目は1989年4月8日の開幕戦、日本ハムーダイエー(東京ドーム)で日本ハム中島輝士選手は4-4で迎えた9回裏一死走者一塁で打席に立った。
ダイエーの山内孝徳投手の内角高めのシュートを左翼席に入れるサヨナラ本塁打となり6-4で日本ハムが開幕勝利した。
新人、開幕戦、初本塁打がサヨナラ本塁打を打ったのはプロ野球史上穴吹選手と中島選手二人だけで、その本塁打を見届けた球審も二人だけで、長谷川信義と橘修だけである。