プロ野球通算本塁打1万号とサイクル安打を同時達成した渡辺清選手とは?

プロ野球通算1万号本塁打を放った阪急の渡辺清選手の記録を調べた。

1万号は1957年7月19日阪急―近鉄12回戦(大阪球場)延長14回得点5-5の引分け試合に放った。この試合の4回に近鉄武智投手から左翼席に飛び込む本塁打だった。

渡辺選手はこの日大当たりで6打数5安打。安打の内容を調べたら、1回に二塁打、4回に本塁打、8回に三塁打、これはサイクル安打に単打あと一本だとビックリ。

調べると延長戦で安打を放って15人目のサイクル安打達成者になっていたのだ。

当時はサイクル安打を記録として認めていないから新聞記事にも載っていいないが……。

渡辺選手は同点の11回裏にサヨナラホームスチールを仕掛けるが失敗していた。この年60盗塁企図で18失敗し成功率70%は低いがサイクル安打、盗塁企図と果敢な選手だったようだ。

1万号を調べていたら付随情報を見つけたので報告する。

写真は渡辺選手11回本盗アウト(スポーツ報知、1957年7月20日号より)