3併殺打をしても勝つことがあるのだ

今夜は“3併殺打以上は負けるについての”だからどうなの話し。

1990年以後の私のデータによると3併殺打以上の試合は48試合。3併殺打をしたチームの勝敗を調べた。3併殺打以上して勝ったのは2試合しかなかった。

3併殺打以上をしたチームはほとんど負ける。

2016年4月14日ヤクルト対読売6回戦、ヤクルトは1、2、3回と連続併殺打をした。

まあ、これでこの試合は負けだと覚悟した。

ところが勝ってしまった。

データから見て負けて当然なのになぜ勝てたのか。

6回終了時点で4対4の同点。ヤクルトは7、8回に各1点をとって6対4とリードした。

これは私の3併殺打以上チームは負けるというデータを覆すかな……。

9回表読売は一死走者二・三塁の同点チャンスを迎えた。これは同点は仕方がないとあきらめていた。

ところが打者は一塁ゴロを打った。二・三塁走者はゴロgoのサインだったのだろう一斉に走った。

一塁手は一塁ゴロを捕球すると一塁ベースを踏み打者走者をアウトにし、三塁から本塁に向かう走者のタッグアウトにするために本塁に送球した。

三塁走者は三塁ベースに戻る。

そのときに二塁走者はすでに三塁ベース上にいた。二塁に戻る気配はまったくなし。

これで三塁走者が三塁ベースに戻っても二塁走者はアウトになる。

二塁走者は三塁ベース上で茫然として立っている。

この凡プレーのおかげでヤクルトは勝利した。

この試合で読売はここまで併殺なし。最後に致命的な併殺で負けた。

3併殺をしていても相手の致命的な併殺で勝つことがあるのだ。

私のデータを覆してくれた3試合目の試合だった。

というわけで、今夜もだからどうなの話し。