2015年さよなら捕逸がなんと3度もあったのだ。
今夜は“さよなら捕逸についての”だからどうなの話し。
捕逸、捕手のみっともないプレイだ。
暴投はショートバンドを捕球できない。そんな投球に適用される。ショートバンドしたボールはどこに跳ね返るかわからない。偶然性がある。
捕逸は捕手が腕を伸ばせる範囲のボールを捕球できない。そんな投球に適用される。捕球技術が下手な証明だ。
だが、捕逸の原因は捕球技術だけではない。投手と捕手のサインミスが主な原因だ。
1994年6月7日ヤクルト対読売10回戦(神宮球場)。
ヤクルトの野口捕手が松元投手の初球を後逸した。そのボールが谷球審の右肩に当たった。2球目も危うく後逸しそうになった。谷球審は野口捕手に「松元投手とサインを確認しなさい」と注意した。
捕逸のボールが球審に直接あたる。鎖骨などに当たれば骨折。球審が自己防衛も兼ねて捕手に進言したエピソードだ。
9回裏走者3塁、さよなら場面。こんなときにサイン違いでさよなら捕逸。最低の終わり方だ。捕手は恥の上塗りだ。
2015年、さよなら捕逸が3度あった。1990年以後7度うちの3度だ。多すぎる。
今季、球審は走者3塁でさよなら場面。捕手に「サイン違いするなよ」と注意する。自分の体を守る。そして、捕手に恥をかかせない。一言がアドバイスありかな……。
というわけで、今夜もだからどうなの話し。
表は1990年以後のさよなら捕逸。定詰捕手が2度もしている。