西村亜希子さんはプロ野球の生みの母では……

今夜は“西村亜希子さん”についての” についての”「だからどうなの話し」。

長嶋茂雄以前のプロ野球は、学校教育の一環である野球をしてお金を稼ぐなどはあるまじきことと思われていた。

長嶋茂雄選手の人気は立教大学時代からすごかった。その人気がプロ野球に引き継がれたが、まだ、社会的に認知された商売ではなかった。

プロ野球がヤクザな商売から社会的にまともな商売と認められるようになったのは長嶋茂雄選手と結婚した西村亜希子さんの貢献が大だと思っている。

西村亜希子さんは当時ではめずらしい外国留学をし、東京オリンピックのコンパニオンになった女性だ。東京オリンピックは戦後の日本が初めて大勢の外国人を国内に迎えた祭典だった。そんなな大事なイベントに選ばれた女性は当然正真正銘の上流階級の女性だった。

戦前、戦後10年までの野球界ではプロ選手と西村亜希子さんのような女性が結婚するなど考えられないことだった。

恐らく想像だが、西村家でも娘をプロ野球選手に嫁がせることでは相当悩んだのではないかと思う。そんななかで長嶋茂雄と結婚を決断したことは勇気のいることだった思う。

この結婚から初めてプロ野球選手でも普通のお嬢さんと結婚できる職業として認められたのだと思う。

西村亜希子さんは今日のプロ野球を作り上げた母なのだと思う。

というわけで、今夜もだからどうなの話し。