三重殺はどんな状況で起こるのか?
今夜は“三重殺”についての”「だからどうなの話し」。
1950年以後2014年までの三重殺は139回あった。
三重殺が成立するには最低走者は2名いなければならない。従って、三重殺は無死で「走者一・二塁」、「一・三塁」、「満塁」「二・三塁」の状況で起こる。
この中で一番多い状況はどれか?
当然のことだが「無死走者一・二塁」が多い。139回のうち94回あった。
二番目は「無死満塁」そして「無死一・三塁」「無死二・三塁」となる。
あたりまえといえば当たり前だ。調べることでもあるまい。その通りであるが、私の習性として調べて数えたくなるのだ。もう病気なのだ。
三重殺が起こる状況はわかったが、では、どんな打球によって三重殺は起こるか?
もうこれも調べることではない。「無死一・二塁」での直飛球と飛球が一番多い。
94回の三重殺のうち57回がそれである。二直飛球、遊直飛球、三直飛球が多く、一・二塁走者が元の塁に戻れずにアピールアウトになる。
直飛球と飛球を野手が捕球して一死、走者の元の塁に触球して二死・三死になる。満塁の場合も同じである。
一塁・三塁コーチは走者に必ず注意することがある。それは内野手の周辺に直飛球が行ったら必ず元の塁に戻れと。
なのに走者は直飛球が行くと先の塁に進んでしまうのだ。これは野球選手の本能のようなものなのだ。
三重殺は一つ先の塁に進みたいという選手の本能がなせるものなのだと思う。
三重殺でアウト宣告をした審判員を調べてといる。三重殺のときの最多出場審判員は誰か?
アウト宣告の数が多い審判員は誰か? それを調べて後日報告する。
どうでも良いことを調べ、数える。これも私の本能なのだ。
というわけで、今夜もだからどうなの話し。