球審を味方にしている石川投手のすごさ
今夜は“石川投手についての”「だからどうなの話し」。
ヤクルト石川投手は2011年以来3年ぶりに10勝した。これは10度目だ。スワローズ球団では14度の金田投手、10度の松岡投手しかいない。すごいことだ。
球場で石川投手のボールの軌動を見たときに勝てる投手は球速だけではないと思った。
石川投手のボールはバットに当たる瞬間にほんのちょっと沈むのだ。ストライクゾーンからボールゾーンに沈むのだ。
バットの下に当たり、ゴロが多くなる。ボールゾーンは安打になりにくい。
球場で横から石川投手の投球ボール軌動を見ていると実感できる。
それ以外に石川投手は打者のタイミングをずらす。そのためにクイックで投げたり、ゆっくり投げたりといろいろ工夫している。
かつて、稲尾投手は外角に投球してストライクをとる、次にそのコースからボール半分ほど外に投げる。それも球審がストライクと判定すると、次はもう少し外に投げてストライクゾーンを広げたと聞いたことがある。
球審を味方にする。球審をだましてストライクゾーンを広げて打者に対する。
制球力で勝負する。好投手の生命線だ。
石川投手も制球力で勝負する投手。球審を味方にしているのだろう。
これからも尊敬する中日山本投手のように200勝を目標に精進してください。
というわけで、今夜もだからどうなの話し。