野球は科学ではない。アバウトのゲームだ
今夜は“チャレンジシステムについての”「だからどうなの話し」。
ファーストグラブの奥の皮の部分にボールが当たったときの音。それが正式捕球であるという。
グラブの奥の皮の部分に当たった音か、そうでない音かを審判員は耳で判断する。そんなことはできない。
スーパースローモーションの画像ならボールがグラブの奥の皮の部分に吸い込まれ当たった瞬間を捉えられる。それで間違いなくアウトかセーフを判定できる。
それがメジャーのインスタントリプレーチャレンジシステムの本質なのだろう。
子供の頃に科学映画で一滴の水がコップの水の表面に落ちる。それをスローモーションで写した映像を見たことがある。水滴が王冠のようになる。
スーパースローモーションによるチャレンジシステムはまるで科学映画を見ている判定なのだ。
野球は人間の目で見る、人間の耳で聞く。その見たまま、聞いたままで判定する。野球は科学ではない。
正確であることよりアバウトなゲームなのではないか。
というわけで、今夜もだからどうなの話し。