9回裏二死満塁1点差、3ボール2ストライク最後の1球のジャッジは?
今夜は“球審はバットを振らない打者は三振についての”「だからどうなの話し」。
野球友達に会うたびに聞いている。聞いた人数は30人になった。内、25人が「“ボール”とジャッジする」と云う。
聞いた内容はこうだ。あなたは球審である。場面は1点差9回裏二死満塁、3ボール2ストライク。投手は勝負球を投げた。外角にボール1個分外れた。打者はバットを出さなかった。ボールとジャッジすれば四球で同点になる。
このときあなたは「“ボール”“ストライク”のどちらに判定する」と聞いた。その回答結果が「“ボール”」とジャッジする。それが25人だった。やっぱ友人達はまじめだなと思った。
私が球審だったら「ストライク」とジャッジする。
その理由。1点差9回裏二死満塁3ボール2ストライク。打者にとっておいしい場面。そうある場面ではない。ちょっとストライクゾーンから外れてもバットを振る。それが打者としての王道だ。
本塁打や安打を打てばさよならヒーロー。三振すればファンから「ボールを振りやがって」と罵倒される。
どっちにしても打者冥利に尽きる。そんな見せ場にバットを振らない打者など野球選手に値しない。打者はバットを振ってナンボ。
球審はそんな打者にストライクアウトを宣告。それも見逃三振の派手なジェスチャーをする。球審はそんな演出をしても良い。バットを振れば何かが起こったのにと……。
というわけで、今夜もだからどうなの話し。