ケガの治療費が増えるに比例してチームは弱くなる

今夜は“統一契約書の治療費について”の「だからどうなの話し」。

野球選手と球団は「統一契約書」をもとにプロフェッショナル野球選手として特殊技能による稼働を球団のために行なう契約をする。その稼働の見返りとして参加報酬(年俸)をもらうことになる。

野球選手にケガをする。その場合に誰だ治療費を払うのか? 統一契約書にの第10条にその内容が記されている。

「第10条(治療費) 選手が本契約にもとづく稼働に直接原因する障害または病気に罹り医師の治療を必要とするとき、球団はその費用を負担する」

今年のスワローズは野戦病院で、ケガした選手をリストアップする。

館山投手が右ひじの靭帯再建手術。相川選手は左肩鎖関節の亜脱臼。 由規投手は右肩のクリーニング手術。 日高亮投手が左肘の精密検査。 バーネット投手は内腹斜筋の肉離れ。 平井諒投手は右肩痛の手術。 雄平選手が右膝前十字靭帯の断裂と手術。 川端選手は左足首の剥離骨折、靱帯炎症の手術。

さて、これがすべて「契約にもとづく稼働に直接原因する障害」ならば治療費だけでも球団は相当かかることになる……。

その上、チームは最下位を突っ走っている。踏んだり蹴ったりということだ。

と思いそうだが、1年契約の選手は来年、相当年俸ダウンするだろう。

結果は案外球団は損しないかも……。

というわけで、今夜もだからどうなの話し。