「統一球」を考える「基本の基その1」プロ野球の使用球の定義
今夜は“統一球の基本の基 使用球の定義”の「だからどうなの話し」。
プロ野球ではどんなボールを使うのか?
それは『公認野球規則』と『プロ野球使用球の公認に関する規則』(1981年3月5日付コミッショナー通達、1990年2月20日一部改正)で具体的に指定されている。
『公認野球規則』の1.09で、材質・重さ・大きさが指定されている。
その定義内容は「ボールはコルク、ゴムまたはこれに類する材料の小さな芯に糸を巻きつけ、白色の馬皮または牛皮2片でこれを包み、頑丈に縫い合わせて作る。
重量は5オンスないし51/4オンス(141.7グラム~148.8グラム)、周囲は9インチないし91/4インチ(22.9センチ~23.5センチ)とする」と指定されている。
『プロ野球使用球の公認に関する規則』では、
①コミッショナーの承認を得られるボールを製造する製造業者、販売業者について。
②ボールの製造基準について。これが反発係数になる。
「この反発係数の検査は財団法人日本車輛検査協会の製作によるボール反発測定器による検査の結果、その反発係数が0.4134~0.4374の適合範囲内におさまるものでなければならない」と定義されている。
③随時検査につて。
コミッショナーは製造基準とおりにボールが製造されているか検査を行うことになっている。
以上がプロ野球の使用球に関する定義の基本の基である。この定義のもとにボールは造られる。
では、ボールは統一球になるまではどこが製造し、どのように販売されていたのか?
そのことについては次回。
というわけで、今夜もだからどうなの話し。