オリックスマレーロ選手が本塁ベースを踏み忘れる

今夜は“幻の本塁打についての”「だからどうなの話し」。

2017年6月9日オリックス対中日1回戦、5回裏、無死走者一塁でオリックスマレーロ選手が左中間観客席に本塁打を放った。ところがマローレ選手は本塁ベースを踏まなかった。

これに気づいた中日松井捕手は恐らく梅木球審からニューボールを受けとり本塁ベースを踏んだと思う。当然、マローレ選手はアウトとなった。この場面を私は見ていないので想像でしかない。

ルール通りの正しい流れは、

梅木球審はマローレ選手が本塁を通過してからニューボールを小笠原投手に渡す。

小笠原投手は投手板に立つ。これでマローレ選手は本塁を踏み直すことができなくなった。

小笠原投手は投手板から足を外して松井捕手に送球する。

受け取った松井捕手はホームベースを踏む。

吉本一塁塁審にアピールする。

これがルール通りの流れだ。

一塁塁審にアピールしたのは審判員メカニクスによる。

無死走者一塁で左中間への飛球だから島田三塁塁審は左中間方向に向かった。

マローレ選手の三塁ベース触塁の確認は梅木球審。従って、本塁触塁の確認は吉本一塁塁審になる。

吉本一塁塁審本塁近くで触塁を確認していた(これはテレビで見た)。

これが今回のアピールプレイの具体的な流れではないか……。

それにしても中継アナウンサーが梅木球審が触塁を確認と言っていたが、左中間方向の飛球は梅木球審が三塁ベースの触塁確認に走るメカニクスを知らないことを告白していたようなものだ。まあ、野球中継アナウンサーは状況別の審判員メカニクスを知っているのは常識ではないかと思うのだが……。

というわけで、今夜もだからどうなの話し。