館山投手がケガから復活して勝利投手になった

その日は寒かった。

2013年4月5日ヤクルト対横浜DeNA1回戦(神宮球場)の4回表の途中で右肘に違和感を覚えた館山投手がトレーナを呼び降板した。

この日はたまたま井野審判部長が神宮球場に来ていて、一緒に試合を見ていた。

降板する館山投手を見て「これはちょっと時間がかかりそうなケガだな」と言ったのが記憶に残っていた。

館山投手は翌日に病院で検査を受けた。診断結果は右肘靭帯の再断裂で全治1年、再手術を受けることになった。

私はそのときに、さすが長い年月プロ野球界で生きてきた井野審判部長の見立てに感心したのを記憶に残っている。

あれから約2年と4ヵ月館山投手が神宮に帰ってきた。6月28日ヤクルト対読売11回戦は勝敗がつかなかった。

そして、7月11日ヤクルト対横浜DeNA14回戦で勝利した。

あのケガした寒かった日の横浜DeNAとかわって今日は夏の暑さだった。

試合終了後にお立ち台でヒーローインタビューの姿を見ながら2013年4月5日の光景を思い出して、眼がしらが熱くなった。

館山投手おめでとうございます。これからもいつもの冷静な投球を続けてください。

因みにケガした4月5日の審判員は

球審:橋本信治、一塁塁審:西本欣司、二塁塁審:有隅昭二、三塁塁審:原信一朗。

そして今日7月11日の審判員は

球審:土山剛弘、一塁塁審:中村稔、二塁塁審:木内九二生、三塁塁審:原信一朗。

そうケガしたときの試合、そして勝利したこの日、原信一朗審判員が三塁塁審を務めていた。

何か因縁があるのかな。そんなことないか。

写真はお立ち台でヒーローインタビューを受ける館山投手。