3時間半ルール撤廃で損したのは誰か?
3時間半ルールが撤廃されたことでロッテ対オリックス1・2回戦が12回まで、読売対広島2・3回戦が12回、11回までの延長戦だった。このことでオリックスは連続さよなら負けで2連敗した。広島も引分とさよなら負けで初勝利がお預けになってしまった。どちらも3時間ルールなら引分で済んでいたかもしれない。この2チームは3時間半ルール撤廃で損したといえるかもしれない。
だが、一番損したのは審判員マニアから見るとオリックスと広島ではなく審判員だったと思う。
2012年の開幕3連戦、合計18試合の合計試合時間は56時間55分、対して2013年は61時間31分。
球審のジャッジ判定球数は2012年5,220球、2013年は5,398球。
球審の出場手当は34,000円だから18試合の出場手当は合計612,000円になる。
総出場手当を合計試合時間で割った2012年の時間給は約10,700円。対して2013年は約9,900円。1時間あたり800円の減収。
総出場手当をジャッジ判定球数で割った一球あたりのジャッジ金額は2012年は約117円、対して2013年は約113円。約一球あたり4円の減給になった。
3時間ルール撤廃で一番損したのは審判員なのだ。
というわけで、今回もだからどうなの話し。