監督別抗議と退場劇の仕方と制裁金

3人の監督の退場劇の理由が面白いし、性格があらわれる。

広島・楽天のブラウン監督は11回退場劇を演出している。まさしく演出していると言ってよいベース投げ、ホームベースに土をかける等々。

退場理由は「審判員への暴言」「長時間抗議による試合遅延」「審判員への言葉による恥辱」である。絶対「審判員への暴力」はしていない。いかにもメジャー経験者である。

メジャーでは絶対審判員に暴力は振るわない。11回の退場で制裁金は80万円、安いものである。

落合監督は6回退場劇を、これもいかにも落合監督らしくゆったりとベンチから出てきて「長時間抗議による遅延行為」「判定を不服とした遅延行為」が5回、もう一つが「暴言」で合計制裁金は35万円。いかにも俺流抗議らしい。

最後は瞬間爆発型絶好調中畑清監督、4回の退場劇はすべて「暴行」。いかにもこれも絶好調中畑らしく制裁金95万円を自腹で払った。次に「暴行」退場したら40万円が最高額だったから倍の80万円になったかもしれない。さすが5回目はベンチから飛び出して抗議に行く足がすくんだであろうと思う。