両チームの両先発投手が完投した試合の球審人数は？　その1

審判員の記録を追いかけていたら野球のある姿が見えてきた。

今回は「両チームの両先発投手が完投した試合の球審回数」から野球のある姿を見てみよう。

私のデータによると1990年以後2022年5月14日までの27,215試合(リーグ戦、交流戦以外のオールスター、ＣＳ、日本シリーズを含む)で「両チームの両先発投手が完投した試合」は489試合ある。

両チーム両投手が完投試合に立会い、見届けた球審は75人いる。その内、パリーグ出身(入局)した審判員は37人で326試合。球審回数ベスト３は中村稔24試合、山﨑夏生22試合、柿木園悟20試合。

セリーグ出身(入局)した審判員は38人で163試合。球審回数ベスト３は渡田均12試合、山本文男11試合、友寄正人11試合、田中俊幸10試合。圧倒的にパリーグの方が「両チームの両先発投手が完投した試合」が多い。その一因としてパリーグにＤＨ制度があるからだろう。

これが今回の審判員の記録を追いかけていたらある野球の姿が見えてきただった。

というわけで、その根拠となる「両チームの両先発投手が完投した試合」489試合で圧倒的に多いパリーグ球審は赤色、セリーグ球審は黒いで表示し掲載した。