1点OK守備と

定位置守備

●無死あるいは一死走者三塁or二・三塁 内野の守備体勢を見よう。

特に遊撃手と二塁手がベースとベースを結ぶラインの内側あるいはライン沿いに位置しているか確認しよう。

まり、内野手全員が前進守備をしているなら打者が内野ゴロを打ったら三塁走者を本塁でアウトにする守備態勢だ。

一方、ラインの外側で遊撃手と二塁手が定位置守備なら打者走者が内野ゴロ打ったら三塁走者の本塁生還をOKしている。

このときに気をつけなければならないのは、

①イニング数が前半、中盤、後半か

②得点差が開いているか僅差か。

たとえば、1回にこのようなピンチを迎えたら1点を相手チームに与えても取り返すチャンスがありますから「1点OK守備体勢」を敷くことが多い。

ところが、相手投手がエース級で簡単に点数をとれないとなると1回、2回の前半でも前進守備体勢を敷いて1点を防ぐようにすることもある。

相手投手によって守備体勢が変わるので、その点も気をつけてみると一段と守備体勢の意図が見えてくる。

イニングが後半になり僅少差なら当然前進守備を敷く。

たとえば、同点、1点差で負けているとか、1点差で勝っているなどでは前進守備体勢を敷く。 でも、大量点差なら1点、2点が入っても勝敗に影響を与えないなら、アウトをとることが大事ですから前進守備はしない。

このように前進守備をするか定位置守備をするかはイニング数、得点差、投手の力量によって異なります。そ

れを見られるのも球場で野球を見る楽しみだ。