クロマティー故意四球をサヨナラ二塁打で生還した選手は誰だ?
野球殿堂博物館にあるNPBのスコアシートを読んでいる。
今日は1990年6月2日読売対広島10回戦(東京ドーム)が面白かった。
9回裏1対1の同点で読売のクロマティー選手が二死走者二塁で故意四球の初球を打ったサヨナラ試合だ。
このときにサヨナラ走者として本塁生還した選手は誰か知っている?
クロマティー選手の故意四球打ちがクローズアップされて二死走者二塁のサヨナラ過程を知らない人が多い。
この試合9回まで読売桑田投手、広島金石投手がマウンドに立っていた。9回裏、読売攻撃の先頭打者は桑田投手だったのだ。現在なら9回裏1対1の同点先頭打者が投手なら代打がセオリー。
ところが投手は先発したら完投する時代。代打なしで桑田投手は打席に立ち中堅前安打で出塁した。
当然、次打者の一番緒方選手は犠打で送るが飛球となって失敗。二番川相選手が犠打成功で桑田投手が二塁まで進む。
広島は三番クロマティー選手を故意四球と決断。広島野村遊撃手が二塁ベースに張り付く。桑田二塁走者はリード出来ずに二塁ベース上に立つ。
スコアシートを読みながらワンプレイ、ワンプレイの想像が膨らむ。
結果は、桑田投手自らホームを踏んで勝利投手になった。
スコアシートを読みながら先発投手が本塁を踏むいまではありえないサヨナラ試合だと思った。