②ビデオ判定について一言、二言、三言などなど
今夜は“ビデオ判定についての”「だからどうなの話し その2」。
今日も蚊帳の外の体験談。
今でも忘れられない。2001年8月16日ヤクルト対横浜19回戦(神宮球場)、延長12回表同点。横浜は一死走者三塁でチャンスをつかんだ。
横浜佐伯選手はレフト前に飛球を打った。左翼手ラミレスが直接捕球と二塁塁審が判定した。
それに対し横浜森監督がワンバンドキャッチではないかと28分間にわたって猛抗議した。
私はいつもの一塁側最上段席で見ていた。ラミレスの捕球は私の席から正面で、距離は50~60mあっただろう。直接捕球かワンバンド捕球かわからない。
この日の天候は小雨混じり、抗議時間が5分、10分と経過する。うんざりしてくる。どうでもいいから試合をはじめてくれと叫んでいた。それが私の気持ちだった。
ところがこのときにテレビでは何度もラミレスの捕球場面をスローで繰り返し、繰り返し放映していたそうだ。
球場にいる私は当然そのリプレー映像は見られない。現場の観客は蚊帳の外。テレビ桟敷は捕球・ワンバンド捕球と喧々囂々。
28分間は球場に足を運んだ私にとっては長い時間だった。こんなときにビデオ映像を球場で見せてくれれば結果が捕球、ワンバンドであろうがどっちでも良い。そんな気持ちになった。
ビデオ判定がすべて正しいとは思えない。撮影角度によっては違い結果に見えることがある。
要は一刻も早く試合を開始してもらいたい。それが球場の観客の気持ちだったのでは。
ビデオ映像が試合進行をスムースにする一手段なら採用すべきだとそのときに思ったものだ。
というわけで、今夜もだからどうなの話し(この稿続く)。