来年の年俸は所得税と住民税で消えてしまう
今夜は“減額制限についての”「だからどうなの話し」。
税金を払うことで精一杯の年俸。今年のスワローズにそんな選手になりそうな候補がいる。田中浩康選手だ。
今年の年俸は1億2500万円(推定)。来年の住民税は(控除等は無視して単純計算の住民税率10%)で1250万円。
1億円を超える選手の年俸は40%減額まで選手の同意なしに球団が決められる。田中選手の年俸を40%減額したら7500万円となる。
今年の出場数と成績から減額率70%になるのでは……。となると来年の年俸は3750万円。
来年の所得税(控除等は無視して単純計算の所得税率40%=1500万円)+住民税(1250万円)=2750万円になる。
来年の生活費は1000万円程度となるかもしれない。
山田選手の活躍で田中選手は控えに回った。それが来年の年俸減額になるかもしれない。田中選手は来年の年俸交渉でいろいろ考えることだろうと想像してしまう。余計なお世話か。
「日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会が野球協約に定めた減額制限を超える選手契約に「5日間」の猶予期間をつくることで大筋合意した。」と報じられた。
「家族に相談したり、考えたりする時間も必要ということで、球団の通達後5日間はその選手と契約を交わすことができないことになった」。田中選手は今年の年俸交渉で考える時間ができた。じっくり移籍、FA行使を含めて考えることだ。余計なことか……。
野球選手は活躍の場を失うと途端に生活が厳しくなる。というわけで、今夜もだからどうなの話し。