1ボール2ストライクから勝負すれば試合時間は短くなる
今夜は“投球数と試合時間についての”「だからどうなの話し」。
1ボール2ストライク。2ストライクに追い込まれた打者の安打率は低い。このカウントで打者は三振をしたくない。当然、ストライクゾーンを広げて次の投球を待っている。打者不利なのだ。
ここで投手は打者に勝負を掛けるべきなのだ。
と、思うのだが……。
多くの投手がボールを投げる。カウントは2ボール・2ストライクになる。1ボール2ストライクと2ボール・2ストライクでは打者1人当たり投手は1球多く投げる。
単純計算する。1イニングあたり表裏で3投球数×2(表・裏)=6球多くなる。これを9回続けると6×9=54球になる。
上の表は1試合当たりの平均投球数。約300球である。野球はだいたい1試合あたり300球で終了するゲームなのだ。
この300球から54球を引くと246球。
実は1990年から2014年までの無安打無得点試合の投球数を調べると1試合あたり249球なのだ。試合時間は平均2時間34分。
無安打無得点試合だと両チームの投手は恐らく早いボールカウントで打者と勝負していることがうかがえる。
1打者1球の違い。それが投球数を少なくし、試合時間を短くしている。
投手が打者と勝負を早くすれば試合時間は短かくなるのでは……。
というわけで、今夜もだからどうなの話し。