ファームの試合は野球本来の姿。カーン、バチッと野球音が響く
今夜は“ファーム戦についての”「だからどうなの話し」。
野球音が聞ける。やっぱファームの試合はそれが楽しい。
東上線和光市駅下車、東京外環自動車道沿の歩道を1時間30分歩く。荒川を渡る。途中橋脚に花束と線香。ここから飛込み自殺した方がいたのだ。
荒川を渡ると戸田球場が見える。その土手沿いの桜はすでに散っていた。ロッテ浦和球場に着く。
ロッテ対西武戦。土のグランド、外野は天然芝。試合開始時間は午後1時。天気は晴天。やっぱ野球は青空の下が最高。
打球音が響く。捕球音が響く。ロッテのブラゼルがライトへ本塁打。カーンと快音が響く。西武森捕手が投球をバチッと捕球する。その音が響く。
ここでは一軍のドンチャカがない。ファームの試合は野球の本来の姿だ。実に楽しかった。
ヤジもおもしろい。非力の打者が大飛球を打つ。外野手に好捕される。審判員にヤジが飛ぶ。
「あすこまで飛ばしたのだからおまけで2塁打にしてやれ」と。
観客席から選手や審判員への距離も近い。ヤジは選手や審判員に通じる。
今日の審判員は球審岩下健吾、一塁塁審橋本信治、三塁塁審長川真也。3人制審判員だと各審判員が活発に動く。各審判員のイキイキした動きに目を見張っていた。
試合は延長戦になり西武が11対9で勝利した。今日は野球の原点を見た。それで楽しかった。
ファーム観戦は野球を見る幸せを感じさせてくれる。豊かな一日だった。帰りも同じ道を和光市駅まで歩く。
橋脚の花束と線香をまた見た。野球で幸せを感じる私。この方は何がことをなさせたのか? フット川を見ると吸い込まれるような感じがした。
というわけで、今夜もだからどうなの話し。