球審が身につけている用具のお値段は？

今夜は“球審用具のお値段は？”の「だからどうなの話し」。

篠宮慎一著『審判というお仕事』によると球審の出場手当は一回34,000円とのことだ。これは球審の仕事の値段になる。

球審は仕事をするために用具を身につけなければならない。これは自費でまかなうことになる。審判用具のカタログで各値段を調べてみた。それが表である。

１セットで約17万円もかかる。詳しいことはわからないが、１セットで済まないだろうから3セット位用意しているのでは？　

これは球審用だから塁審用も必要になる。例えばシューズは塁審と球審では違う。帽子も違う。となると球審用具3セットと塁審用具の全部で60～70万円近くになるのでは？　球審出場回数が20回でやっと道具代を回収できることになる。

一般的に一年間に球審の回数はベテランで20回程度。だから１年間まるまる働いて回収できるわけだ。特に新人は球審回数が年数回だから何年もかかることになる。そのうちに買い替えしなければならないだろう。

採算性からみたら球審の仕事は割にあわないかもしれない。つまらんことを考えてしまった。やっぱ審判は好きでなければできない仕事ではないか。

というわけで、今夜もだからどうなの話し。