打球の直接捕球orショ-バン捕球かを審判員を見て判断したファインプレイ

球場で野球を見ていると、時々、外野に飛んだ飛球を外野手が捕球したかを判断できないことがある。そんなときはすぐに審判員を見る。捕球できてないとセーフのジェスチャーをする。

2024年9月27日、読売対中日戦の6回裏読売の攻撃は一死満塁で中日の内野手は前進守備を敷いていた。二塁塁審は当然、内野手の後ろに位置していた。

打者門脇選手は左翼手前にライナーを放つ。中日の鵜飼左翼手は前進して直接捕球したかに見えた。二塁走者も二塁ベースにリタッチに戻ろうとした。

鵜飼左翼手は二塁に送球する姿勢をするが、二塁塁審を見るとセーフのジェスチャー。二塁塁審は鵜飼左翼手がショーバン捕球したと判定したのだ。

その判定を見た鵜飼左翼手は二塁に送球する姿勢を止め、一転ホームに送球し、三塁走者を封殺した。左翼ゴロ。

鵜飼左翼手は直接捕球orショーバン捕球かを自分が判定するのでなく審判員が判定するという野球の規則通りに直ぐに審判員の判定ジェスチャーを見て本塁封殺をした。

このファインプレイで中日はピンチを凌いだ。

打球を追い、捕るのは選手の仕事。その打球を直接捕球orショーバン捕球かを判定するのは審判員の仕事。

判定審判員の位置とジェスチャーを見て次のプレイを選択する。野手と審判員の連携を見たこれぞ野球というシーンだった。