やっと、待ちに待った殿堂入り、うれしかった
雪で電車は遅れる。寒い。体は冷える。15分前にやっと野球殿堂博物館に着く。
今日は“殿堂入り”発表。
トイレに入ると張本勲氏が隣にいた。“殿堂入り”来賓あいさつに来られたのだな。
さて、張本氏が来賓だと「土橋正幸投手かな。イヤ、ヤッパ左の打者ということで榎本喜八選手が殿堂入りかな」と思いながら発表会場の席についた。
殿堂入りは「榎本喜八氏」だった。心の中で「やった。やっとだな」とつぶやいた。
ほんとうにうれしかった。遅すぎるくらいだ。存命中に“殿堂入り”してほしかった。
発表後に「殿堂入り通知状」を受領した榎本喜八氏のご長男榎本喜栄氏に「おめでとうございます」とあいさつ。そして握手をした。目元がお父さんに似ていた。とても喜んでいた。
もっと、もっと早く“殿堂入り”しておかしくない選手だった。
会場を後にして池袋まで歩く間、外は寒かったが、久しぶりに心が温かく、“よかった、よかった”と歩き続けた。
写真は榎本喜八選手2000安打達成記念トロフィー。
相変わらずボケ写真でごめん。