バレンティン選手が日本新記録の56号本塁打
今夜は“バレンティン選手の56号本塁打の瞬間の”「だからどうなの話し」。
56号本塁打の瞬間(上)と。榎田投手がひとりマウンドに立っている写真(下)を掲載する。
バレンティンのセレモニーが終わるまで約1分50秒タイガースの仲間はマウンドに誰も行かなかった。榎田の気持ちをはかって一言何か声を掛けてやれやと思っていた。
最初に本塁打のジェスチャーをしたのは三塁塁審丹波幸一。
本塁打として成立したのは、一塁塁審津川力、二塁塁審小林和公、三塁塁審丹波幸一、最後にバレンティンがホームベースを触塁したのを笠原昌春球審が確認して、球審から榎田投手にニューボールが渡され、ユウイチ選手に1球目が投じられた瞬間になる。
そして、新記録は5回表の阪神の攻撃が終了してゲームが成立し、49年ぶりに日本新記録として公認されたのだ。
4人の審判員には忘れられない一日になったのでは。たとえ球史にこの日に審判員を務めたことが記録されなくても現場にいた私には記録され、記憶される(因みに、この試合は笠原球審には1999試合目のはずだ。私の記録が間違っていなかったら)。
さて、最後に野球殿堂博物館の維持会員としてバレンティン選手に感謝したい。記念球が野球殿堂博物館に寄贈されることになった。
その寄贈理由がすばらしい。 「サポートしてくれたすべての方に感謝したい。チームメート、監督、コーチ、スタッフ、家族…。ファンの皆さんは、良いときも悪いときも応援してくれた。一人でこの記録を達成できたわけではない。みんなの記録だと思う」。
そう、野球ファンみんなの記録だからこそ野球殿堂博物館に寄贈されたのだ。バレンティン選手、ありがとうございます。
最後に、もう一言、このHPを読んでくれてる方へ。野球を愛する気持ちのひとつとして野球をみるだけでなく野球の歴史、記録をサポートする野球殿堂博物館の維持会員をなることを、一人の会員としてすすめさせていただきます。
というわけで、今夜もだからどうなの話し。