ベース・ボールは、勝利は二の次で、打つことを楽しんだのでは?
ベース・ボールの初期、21点得点したチームが勝ちだった。9イニング制ではなかった。
9イニング制になったのは1857年。ただし、両チームのアウト数は同じでなければ試合は終了できなかった。ということは、両チームとも27アウトにならなければ試合は終了しなかった。後攻のチームがリードしていても9回裏も攻撃したのである。
その上、もっといまとは違うのは後攻チームが9回裏で逆転しても、試合は終了しないで、3アウトになるまで攻撃したのだ。さよなら試合というのはなかったことになる。
これは何を意味しているのか?
ベース・ボールは勝利よりも打者が打つことを楽しむゲームだったのではないか。
昔のルールを調べていたらそんなことを感じた。
いつからベーズ・ボールの打つ楽しみから勝利優先の“野球”になってしまったのだろうか?