1500試合出場、いろいろ

2013年3月31日に川口亘太審判員が読売対広島第3回戦(東京ドーム)で球審を務め1500試合出場を達成した。

1500試合達成した審判員を調べていくなかである審判員の1500試合達成の出来事を見つけた。その審判員は小林晋審判員。

1995年7月12日、日本ハム対近鉄13回戦(東京ドーム)は、1500試合まであと1試合の1499試合目だった。この日、小林晋審判員は右翼外審をしていた。

中村紀洋が右中間に放った打球を一度はフェンスにあたったと判定した。ところが日本ハムの抗議で判定を覆してしまい本塁打と認めてしまった。

翌日、小林晋審判員は厳重戒告と翌日から二軍研修が命じられた。一軍に復帰したのは1ヵ月経た1995年8月11日、ロッテ対西武戦(千葉マリン球場)レフト外審だった。

この試合はまさしく1500試合目であった。1500試合出場は連盟表彰の対象である。しかし、私が調べた限りでは、球場で祝福された記事・記録を見つけることはできなかった。

その後、小林晋審判員は、この年限りで引退してしまった。最終試合は1995年9月24日、日本ハム対オリックス戦(東京ドーム)で、1510試合目だった。

復帰してからはレフト、ライトの外審ばかりで内野審判をさせてもらえなかった。何か、辞めさせるためのお仕置きではないかと思える処遇だった。

1500試合出場を表彰された審判員、表彰されなかった審判員。

というわけで、今回もだからどうなの話し。